まーめいど
□惚れちゃいました*前編
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「きゃーっ、水着ドロボーっ!!」
「返してーっ!!」
「どこのじじぃよっ!!」
「ふん、水着収集がだめならガールハントじゃいっ」
惚れちゃいました*前編
ざぷーん
『海だー!!』
あ「月夜ちゃん水着は?」
『・・・あー、あたしに水着は必要ないかも。どうせ海に入ったら人魚だから・・・でもビキニでも買ってこようかな』
いくら人魚になるとはいえ、砂浜で着物は嫌だ。
ビキニだったら困らないかも。
「買う必要などない!!」
店にむかおうと腰を上げると同時に声がした。
全「「??」」
八「この八宝斉の収集した水着から好きなものを選ぶのじゃ」
全「「・・・」」
『わーお。水着がいっぱい』
突然あらわれた小さいおじーさんが、あたしの目の前にふろしきいっぱいの水着をひろげた。
・・・心なしか女の子達が怒鳴りながらこっちに向かってきているような・・・。
ら「この不良老人っ!!」
ゲシ
おじーさんの頭を思いっきり殴る乱馬。
しかし懲りずにおじーさんはなおも女の子達にちょっかいを・・・。
・・・うん、水着調達してこよう。
もちろん店から。
すぐそばのカキ氷屋の隣に可愛らしいビキニがあったのでそれを買うことにした。
店主「まいどー!お嬢ちゃん、そこで着ていきな!部屋あいてっから」
『ありがとうございます』
ぺこりと頭を下げてさっそく着替えてみる。
・・・しまった・・・サイズが少しちいさい。
だ、大丈夫だよね。
鏡に映るのは黒と白の新しいビキニをまとう自分。
『ま、いっか』
細かい事は気にせずみんなの元に行く事にした。
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