まーめいど
□中国からこんにちわっ!
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天道道場の前に1人の少女が立っていた。
綺麗な着物に包まれた小柄な体。
丈は短く綺麗な足が布からのびている。
右耳には大きな古風のピアス。
長い黒髪がサラサラと風になびいていた・・・。
ニコっと笑ったその少女は天道道場へ足を進めていく。
中国からこんにちわっ!
『早乙女乱馬!!早乙女玄馬!!』
静かな日曜日の天道家に響く少女の甲高い声。
あ「あの、何か御用ですか?」
最初に声をかけたのは3女のあかね。
『ここに、早乙女親子がいると聞いてきてみたんだけど・・・』
か「乱馬くんのお友達?」
長女のかすみも騒ぎに気づいたのかエプロン姿でかけつけてきた。
かすみの言葉に顔をちょっとむっとさせて・・・
『そんなんじゃないです!』
か・あ「(怒ってるのに可愛い・・・)」
あ「まさか・・・許婚?」
あかねの顔にしわがよる。
『違いますー!!で?早乙女親子は何処!?」』
か「それが生憎・・・乱馬くんは良牙くんの所、早乙女のおじ様はバイト中なの。困ったわね」
ガラガラガラ
乱「たっだいまあ♪」
良「おじゃまします!」
あ「(また良いタイミングに・・・)」
はぁ、と溜め息をつくあかね。
『・・・!!』
か「良牙くんも一緒みたいね」
ドタドタドタ
乱馬と良牙が3人の元へ顔を出した。
良「!!(か、かわいい!!)」
乱「んー?お客さん?」
『・・・早乙女乱馬?』
首を少しかしげながら聞く月夜。
乱・良「・・・!」
無意識って怖いよね。
乱「お、おう。何で俺の名前をs『一発殴らせろぉぉぉぉ』
全「え?」
月夜のギャップに一同は唖然・・・
あ「全然話が読めないわ・・・」
か「あかね。私も」
良「てめぇ乱馬!!この子なにしやがった!?」
乱「え?え?何にもしてねーって!!」
『覚えてないの?』
涙目でキッと乱馬を睨む月夜。
乱「(怒ってんのに可愛い・・・)覚えてるも何も・・・」
口ごもる乱馬。
『だったら・・・!!思い出させてあげるわ!!』
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