恋しずく
□雇われの身
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今日は2日ぶりの仕事。
何やら今回は守りらしい。
なんだっけ?
死んだはずの雇われ兵から意味深な果たし状がとどいたとか。
『羅夢?そろそろ行くよ!』
羅「キューン」
小さな化け狐を肩に乗せ、少女華夜は城の客間から殿様がいる部屋まで向かった。
***
「持ち場は分かっているな?」
『あぁ、はい。ねー、その届いた果たし状・・・見せてくれません?』
殿様から受け取った果たし状を読んでみる。
――――・・
果たし状
俺等、七人隊の首撃ちに加勢してたって聞ききつけた。
わざわざ地獄から参上するんだから盛大に迎えてくれよ。
首洗って待ってやがれ。
七人隊
――――・・
なんじゃこりゃ・・・。
『いたずらなんじゃないですか?』
「いやワシ等もそう思っていたんだが・・・七人隊は現に1度生き返っておる。安心は出来ん」
『へ〜・・・』
七人隊・・・か。
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