七班
□共に歩む巡る季節
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「今もそんな変わんない、かな」
ドジをふめば叱りながらも治療してくれるサクラ。任務で一緒になると不器用にフォローしてくれるサスケ。優しく間違いを正してくれるカカシ。
偶然にも同じになったマンセル仲間は己を助けてくれて共に歩んでくれる素敵な繋がりになった。個々の想いがどうであれ大好きで大切なことには変わりない仲間には感謝しても仕切れないほどだ。昔からかわらぬこの関係に満足してしまっている自分がいて、それは他の三人も同じなのだろうと思う。
「あれ、ナルトじゃない」
「‥?」
とそんなことを思っていた矢先に掛けられた声にナルトは歩みを止めて後ろを振りかえる。そこには今の時期まっさかりだろうと思わせてくれるサクラだった。こんな思いにはせていた頃合に会うとは、なんていう偶然だろうか、否、もしかして必然?などと冗談にも思ってしまった。それはサクラが視界に入るだけではないからで、感じ取る気配はなれたもの。
「ははっ‥またサクラちゃんに付き合わされてんだってば?カカシ先生」
「んーまぁそんなトコかな」
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