七班

□○はオレンジ
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設定は『一身に降り注ぐ』と同じです






「ナルト、起きなさい」
「ん〜・・・あともうちょっと・・」
「そう言ってもう15分も延長してるぞ」

 最近の気候に合わせて変えた掛け布団がわさわさと音を立てて揺らされる先では、金糸がぱらぱらと散る。長い桃色の髪が白い布地に映えて程近づいて未だ眠りの境地に居るナルトの顔を覗き込むサクラには随分前から呆れの色が宿っていた。
 それでも起こそうとするのを止めないのは彼女だからであろう。

 その様子を横目に着々と登校の準備を進めるサスケも何だかんだ言って起床したのは数十分前だ。今のナルトと同じようにサクラに起こされ今に至る。
 実際、朝に関してサスケは弱い。いつもサクラの揺さぶりかナルトのボディアタックによって起こされる身としては今日、この状況は珍しいのだが。

「夜遅くまでゲームやってたぞ、ソイツ」
「な!?」
「〜〜〜っ!サスケの馬鹿!言うなってばぁ・・・っ」



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