彼女と工場地帯と俺。
□始めましてはキスの味
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俺は銀琥(ぎんこ)。
25歳、一応大学2年。
一応って言うのは…浪人してやっと大学に入れた訳で。
この歳で一応2年。
それだから、少し周りと距離を感じる。
でもそんな俺にも彼女が居ます。
彼女の名前は要(かなめ)。
要は22歳で、俺と同じ大学2年。
彼女も浪人時代があったわけで。
でも俺とは違って明るく社交的な性格だから友達が沢山いる。
周りの子と比べて背の小さな幼顔な女の子。
だから結構中身も子どもっぽいところもある。
あ、少し神経質なところもあるかな。
まぁ…
そんな彼女が俺と出会い、付き合ったのは1つの奇跡。
きっかけは彼女が俺に話しかけたことから始まった。