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□部室で勉強も良いかもね
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「あぁ〜先生に怒られるぅ〜」
可愛らしい声で叫びながら現れたのは、我らが部長、優羽だった。
「数学今日中に提出しないと(泣)保君教えてぇ〜」
優羽はそう言うと、プリントを取り出した。
「ん〜、あぁ漸化式ね…ちょっとノート見して」
保は優羽のノートをのぞき込んだ。

「保君〜!何してんの?」
そこに飛鳥が現れた。
「優羽君に漸化式教えてんの。師匠手伝って〜!ノート解読できないやwww」
保は飛鳥にノートを見せた。
「あぁ、それは寝てたんだよ〜(汗)」
優羽が慌てて言った。
「ちょっとノート持ってくるわ〜」
飛鳥はそう言って荷物を取りに行った。

「ん〜、ココはねぇ…これを代入して〜」
保は優羽のプリントを覗きながら教えはじめた。
「で、合ってたっけ?www」
保は顔をあげて、飛鳥に聞いた。
「ん?ちょっと見して。」
「バトンタッチ!その間にノート持ってくるわ」
保は、飛鳥にタッチすると取りに行った。

「飛鳥く〜ん(泣)もうダメだぁ(泣)」
優羽はそう言うと、飛鳥に抱きついた。
「まぁまぁ、教えてあげるから。とりあえずやり切ろう。」
飛鳥は、優羽の肩を叩きながら言った。


数十分後。。。

「ココは、この形だよ。」
「それで、その値をそこに代入して〜」保と飛鳥が、優羽を挟んで教えていた。

「こうやって…これでいいの?というか、二人とも近いよ!」
優羽が可愛らしい声で言った。

「そうかなぁ?(笑)」
「いつもこれぐらい近いよ?(笑)」
飛鳥と保は顔を見合わせて笑った。

「もう〜!なんなの〜?」
優羽は顔を赤らめながら言った。

「ほらほら、あとちょっとなんだから早く終わらせる!」
飛鳥が優羽の頭を軽く叩きながら言った。

「も〜!…で、次はこれをこうして………出来たぁ!」
優羽が立ち上がって叫んだ。

「良かったね〜www終わって。」
保がノート等を片付けながら言った。

「じゃあ、僕提出してくるからッ!」

そう言って、優羽は颯爽と駆けていった。
「「部室で勉強も良いかもね」」
飛鳥と保の声が重なった。




「先輩たち本当近かったですね!(怒)」
「なに、オトンやきもち妬いてんの〜?」
「(赤面)何言ってんの閣下!やきもちなんて………」
「良い写真が撮れましたwww」
「望、それ送っといて。」
「先輩たちと今のオトンの写真ね。送っとく。閣下だけで良いよね。」




数分後。。。
「先生居なかったよ〜(泣)」
優羽はプリントを出し損ねたとさ。

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