軽音な話!
□#2 入学!
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ピピピピピ!
「ん……」
俺は、目覚ましのアラームの音で目が覚めた。
AM5時…
「ふぁぁ………。朝練すっか……」
俺は眠たい眼を擦りながらも準備を整え、運動を始める。
「フッ……」
俺はほぼ毎日朝5時起きで、逆立ちで親指だけの腕立て伏せ300回ずつに、腹筋100回etc..等を約一時間で行い、その後シャワーを浴び、飯を作って、歯を磨いてから出掛けていた。
「ん、飯も食ったし、準備も完璧に終えたし、ちょっと早いけど行こうか」
そうして、俺は桜が丘に向かっていると……
「ん?あれは………唯…か?」
何故だか唯は、まだまだ時間的に早いにも関わらず、急いで走っていってた。
「まさか……時間見間違えたとかは……ねぇよな?」
そう言いながら苦笑し、俺は校門前につくと、唯が立ち尽くしていた。
「……唯。どうした?」
「あ!きょーちゃん。実は時間見間違えちゃって…」
「…やっぱりか……」
そう言って、俺は溜め息をつく。
「ねぇねぇきょーちゃん?私たち、高校生になったんだよね?」
「そうだな」
「えへへへ」
何が嬉しいのか、唯は喜んでいた。
「そら、さっさと行くぞ」
「ほいさ!」
そして、そのままクラス分けの結果が出てる掲示板のところに行き…
「ねぇねぇきょーちゃん。クラスなんだった?」
「ん?唯と同じクラスみたいだぞ?」
「よろしくね!」
「お、おう」
唯の勢いに押されつつ返事し、そのまま教室に移動した。
で、しばらく唯と話していると、知らない女性が来た。
「おはよう唯」
「あ、和ちゃんおはよー!」
和という女性は、見るからに委員長タイプの美女だった。
「…こっちの人は知り合い?」
「うん!昨日会ったきょーちゃんだよ!」
「諌濤恭だ。よろしく」
「ええ。よろしくね。私は真鍋和よ」
とか、挨拶してたら後ろから声を掛けられた。
「よう、恭!おはよーさん!」
「錬治か。おはよう」
「それとおは、唯ちゃん!自己紹介するぞ。俺は海津錬治。よろしく!」
「え、ええ。よろしく。私は真鍋和よ」
錬治の勢いに押されつつ、真鍋は挨拶を返していた。