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□小さな独占欲
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 サクサクサク…


この山はずっと雪が降っている

人もあまり近寄らないこの山に

「アノ人」はいる




「レッドさーん!!」

「…コトネ」


レッドさん

とっても強くて、カッコイイ、私の憧れの人
あまり喋らない無口な人

それはこの山にずっと降り続ける雪を思わせる

けれど、何度もここに訪れて、色んな話をしてわかった


この人はとても暖かい人

それは、レッドさんのイメージカラーでもある
赤を思わせる



「今日もその格好でボーっとしてたんですか?」

「うん」

「もー…風邪ひいちゃいますよ?」

「その時はコトネが看病して?」


可愛い…じゃなくて!


「甘えてもダメですよ!」

「アハハ」

「もう…」


結構こういう事言うんだよね…意外にも

心臓に悪い…


「まぁとりあえず、今日の差し入れ品はこんな感じです」

「ん、いつもありがとう」

「いえいえ。…あ、たまにはマサラに帰って来いってグリーンさんが」

「…グリーンが?」

「はい」

「へー…」


レッドさんは全然マサラタウンに帰ってないらしい

グリーンさんも何度か言ってるらしいけど…


「あ…もうこんな時間」

「…今日何かあるの?」

「グリーンさんとポケモン勝負の約束してるんです
だからそろそろ行きますね!」

「………」

「…レッドさん?」


レッドさんは私の腕を掴んで離そうとしない


「あのー…」

「俺も行く」

「へ?…何処に…」

「グリーンの所」

「え?あ、あの…」

「リザードンに乗ればすぐだから。行こう」

「ちょっとまっ…」



それからレッドさんのリザードンに乗せられて、あっという間にグリーンさんの所へ着いてしまった

…途中、レッドさんの顔を見たら、今までに見た事の無いような恐ろしい笑みを浮かべてたのは…
私の気のせいであって欲しいな…




小さな独占欲
(グリーン、約束通り勝負しようか)
(レッド!?何でお前…)
(ごめんなさいグリーンさん…)





【END】




二番煎じな気がしてしょうがないww
この後グリーンさんはレッドさんにフルボッコにされてれば良いと思う(^p^)

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