Peaceful Life

□お喋り無用お近付き厳禁
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「はぁ…」





私、○○はとても憂鬱です


何故なら












「○○、遅ェぞ早くしろ」



「いっ、今行きますー」






今日からテニス部のマネージャーとして働かなくてはいけないからです


ペンギン先輩の頼みだから断れないし…




















「あれが一年のマネージャー、○○か。イイの連れてきたなァ、トラファルガー」



「煩ェ。○○に手出したら消すからなユースタス屋」



「んだと!?」



「つーかここはテニス部の神聖なる領域、テニスコートだ。バスケ部がわざわざ見物に来てんじゃねェよ。バッシュ履いてさっさと体育館に戻りやがれ」



「なァにが神聖なる領域だよ。微塵も思ってねェだろ!!」



「いいから早く帰れってんだよ!!」



「あァ!?」









さっきから何か言い合いをしているのはロー先輩とキッド先輩


逆立てられた赤髪が特徴のキッド先輩は、とにかくロー先輩と仲が悪い

ペンギン先輩から聞いた分には"あの光景はいつものことだ"とのこと
しかしもうすぐ練習が始まるというのにまだ喧嘩している二人を見かねて、私はアホな先輩方に近付いていった






「先輩…」



「なんだ。今コイツを追い出すのに苦労してるんだ。後でかまってやるから」



「いや、かまってほしいとか無いですよ。もうすぐ練習始まるんで呼びに来ただけです」



「練習?」



「キッド先輩も、そろそろ戻った方がいいんじゃないですか?」



「何故俺の名を…○○、もしかして」



「キッド先輩は何かと有名ですから」



「あ、そう」



「そういうことだ。オラ、さっさと帰れ帰れ」








最終的にはキッド先輩に蹴りを入れながらコートから追い出したロー先輩

そんなに嫌いなのかなぁ














お喋り無用お近付き厳禁















「ペンギン先輩、私は何を?」



「○○は部員全員分のタオルや水を用意することを主に動いてくれ。あとは測定やら諸々だ」



「わかりました!」




「ロー、○○がいるからってあまり調子に乗るなよ。怪我するぞ」



「なんだペンギン。急にお母さんみたいなこと言って…」



「…………」



「○○がいれば俺のやる気は数割増し…いや、何倍にもなる。心配いらねェ」



「…だといいんだが」







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