Peaceful Life
□新規登録、完了しました。
1ページ/1ページ
「俺たち、そろそろ戻るわ!」
「先生にバレそうだしな」
「別にバレたっていいじゃねェか。俺はここにいたい」
「バカ言ってないで、早く帰るぞ」
「さよなら〜」
ペンギン先輩とシャチ先輩に引きずられながら帰っていったロー先輩
やっと静かになった
新入生歓迎会も中盤に差し掛かり、体育館の壇上では部活紹介をする先輩たちが次々と登場している
そんなとき、不意に後ろから声をかけられた
「なァ、」
「うわっ!!びっくりした〜。ロロノア君か…」
誰かと思えばロロノア君
ちょっと強面だけどすごくかっこよくて、女子にはかなりの人気があるらしい
教室では私の後ろの席なのでよくお喋りする仲
「ハハ、悪ィ。○○、お前あの先輩たちと友達なのか」
「隈がある人以外はね」
「トラファルガー先輩か?」
「うん。あとの二人の先輩はとっても優しくてかっこよくて好きだけど」
「ヘェ。ところでよ、部活何に入るか決まってるか?」
「……テニス部」
「ふぅん」
「…のマネージャー」
「マネージャーやるのか。アレも結構大変そうだよな」
「ロロノア君は何の部活に入るの?」
「剣道部」
「うっわ〜、かっこいいし似合う」
「そうか?」
そんな話をしているとメアド教えて〜ということになって、お互いの連絡先を交換
もちろん、女子に人気があるロロノア君の連絡先はレアなのでコソコソと
「やったー!高校で初のメアド登録っ」
「そうなのか」
「うんっ。ありがとうロロノア君!」
「あァ。こちらこそな」
「いっっぱいメールとかしようね!たまには電話も…」
「オイオイ。恋人同士じゃあるまいし」
「あ、そっか…」
「いや、でも………たくさんメールしようぜ…」
「うんっ!!」
新規登録完了しました
「いつの間にか新入生歓迎会も終わってるし」
「先輩だけとことん楽しそうだったな」
「レクリエーションもあるってペンギン先輩が言ってたけど…」
「あァ、部活の勧誘ポスターやらビラやらの製造量決定ビンゴ大会だろ。優勝すれば他の倍はグッズを生産できるって……」
「く、くっだらねー」
.