01/07の日記

02:35
[ネタバレ]リターンズのプロット(エピローグ)1/23追記
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マ「死神がなんでうろうろしてる?コイツもこの騒動に関わっているのかい」

ママが警戒するがそれをいなして生まれたばかりの審判をゴールドに引き合わせる。

死「兄さん、ええ加減にこの子に名前つけたってや。この迷界生まれの最初の審判小僧に」
G「ルーキー。新しい審判小僧。私の新しい息子。新しい弟子だ…今まで名前をつけてやれなくてすまなかった…」
審「親分…勝手に森に入ってごめんなさい…!ボクのせいで親分の腕も先輩達も…」
G「家族のためならばこの腕など惜しむものか。笑っておくれ審判ルーキー。その方がずっとずっと嬉しい」

死「感動!それじゃとっととお話に移りましょか…お客さんも待っとることやしな」

一つ目がゴールドに教会の弁償について詰め寄る間に死神が地面を切り裂いてホテルに空間移動する。取り残される親分とタクシーと気絶したフォン(瀕死)これではしばらく追いかけられない
タ「やられた…」


☆ホテルの談話室に落っこちる移動組
(グレ、ママ、ボーイとガール、ルーキーとフォース、小型フィッシュと死神)

グレゴリーさんがめちゃくちゃ苦しむ(迷界の主認識をグレゴリーさんがしたので、空間切り裂きダメージの被害がママからグレゴリーに移動したため)
それをおいといてまず魚の自己紹介

魚「おいっす!皆の衆。ぼく、小型フィッシュ。電脳魚TVフィッシュの外部コミュニケーション用個体だお!これから成長していく世界に勝手に外から生き物持ち込まれたから慌てて口と手足付き進化したんだよ〜!おまいら進化の過程を何だと思ってるん?」
「「「???」」」
ボ「皆さん言いたいことはあるかと思いますがまずは認識のすり合わせからいきましょう…ガールにわかるくらいから!」
魚「おk把握」

【小型フィッシュ】
自他の境目もあいまいな生き物、TVフィッシュは世界の泡に溜まった死者の記憶を消化するために発生した生き物だよ!全体で個体の意識を共有しているからたくさんの記憶の泉の中でも脳みそ破裂しないよ!だけどある日泥と記憶と自分たちしかいない世界によそ者が流れ込んできてホテルまでぶったてたよ!マジかよ…人んち(混沌)の上に家(迷界)建ててるとかマジかよ…とりあえず訴えるにも口も手もないんでコミュニケーション用の個体生みます…ってなって予備含めて卵三つも生んだのにグレゴリーとルーキーに乗っ取られたよ。マジかよ(怒)しかも他二人や審判や死者の記憶も混ざって変なノリで生みだされたよ。マジかよ(諦)

【世界の泡】
世界の中にあった小さな空白地帯。記憶が流れ込みやすい、自他の境目があいまいなどの原始の混沌状態。これから進化していき、泡の外の世界(現実・地獄・冥界・司法界などを含んだ全体)がぶっ壊れてからは代わりになる新しい世界へと進化していくはずだった。外側からはアカシックレコードだのなんだの好き勝手言われていたが入り込むと徐々に自他の境界が曖昧になり記憶を失い混沌に飲み込まれる性質によって魔術師からの共通認識は底なし沼扱いだった。ただ一人の魔術師以外には…。

魚「TVフィッシュ皆がぼくだからずっと前からよく知ってるけどとりあえず自己紹介しよ〜!まずは新月ごとに人ん池に魂流し込みに来てたそこのおっちゃんから〜〜」
死「ええ〜照れてまう〜」

死「1番最初にこのホテルの宿泊客になりました死神です。それ以外全ての自分の記憶は無く、自分が迷界から生まれたのか冥界から来たのかも覚えてません。誰かに鎌を向けてたのは覚えてたけど相手が誰だったか忘れたのが最後の記憶でした。当時、死の気配がしたグレゴリーかグレゴリーママのどっちかの魂を回収するつもりだったけどもし自分を生み出したのがその二人のどちらかなら自分の創造主を殺す事になる。だからホテルから逃げ出して月の裏側の空きスペースに住んで迷界がこれ以上広がらないように迷い込んだ魂を逃がしたり、新月には魂を泉にぶち込んで迷界に新しい住人が生まれたりするのを経過観察したりしてました★けど今回の事件で記憶の泉に自分で飛び込んで自分の記憶を一個だけ取り戻したのでこれからは積極的にグレゴリーの魂を狙っていきます」

泉にドボンして思い出せた死神の記憶:迷界が出来る直前、魔術の儀式中のグレゴリーに向かって後ろから鎌を振り下ろしていた記憶→あっ自分冥界から来たんだ〜!!やったー!たぶん冥界側にはもう自分の記録も記憶も残ってないだろうけどじゃあ最後のお仕事は全うします〜グレゴリー回収するマンにわしはなる!!

迷界生まれ:ママや住人が食べたり泉にドボンした魂が迷界に取り込まれて発生する新しい住人。キャサリン、ミイラ親子などが該当する。よほどの魔力のある魂以外が転生した場合基本的に魔術師には生まれない。

「なんでこのゲスト達にだけ力を貸したのか。二人の体は誰が作ったのか。記憶を取り戻すためだけなら何故こんな事をしたのか。どこからどこまでが筋書き通りなのか」
「それは私から説明しよう」
アルティメット親分登場

【アルティメット親分】一巡前の世界の親分。グレゴリーを消滅させて迷界が暴走、世界を喰らい尽くし全てが混沌に飲まれた後、一人だけ混沌から弾き出されたぼっち。新しい世界を作って審判達を救おうとしては失敗し、弾き出された新しい親分に吸収されて引き継いでいくタイプの世界の創造主。世界の外側からジャッジの天秤を通して全ての選択肢を作為的に動かしていた。ただ一人を救うために。

アルティメット親分の語る迷界崩壊後の世界→全てが混沌に飲まれたが迷界の核に嫌われた親分は弾き出された先で一つ前の親分にぶつかり吸収。残された手記によって今までの選択肢を知り、正解に至る道を探して世界の外から全てを動かしていた。

長の正体→アルティメット親分が混沌から最初に生み出した命。審判小僧であり共犯者である同じ周回目のフォース。世界の外側に行ってしまった親分も含めて絶望。内側から分離と統合により世界を作っていく。次こそはと願いながら次の親分を育てていく。ファーストからフォースまでの弟子は永久欠番です。

挫折→なんど繰り返しても迷界は壊れるし審判は救えない、フォースには辛い役目を押しつける羽目になる。手記を読んで絶望したためこのアルティメット親分は『何もしなかった』
それにより時間経過によって混沌から自然発生したのが「はじめの魔女」

はじめの魔女:元々は別の次元からやってきた高魔力の精神生命体。が次元の壁ですり潰されて魔力という概念になっていた。この度アルティメット親分が世界創生を諦めた事によって無事繰り返しに入る前に混沌から集まって発生した。魔力が服着て喋ってる。デウスエクスマキナである。

女「よくもこんなにぐるぐるぐるぐる同じことしてくれたわね!おかげでまた生まれられないかと思ったわ!!私は全ての始まりの魔女、魔力の塊、都合のいい神様。でも私貴方の事そんなに好きじゃないの。だってパパや皆に酷いことしたんだもの!名前をつけるにしてもイヴとかはやめてよ?」
G「ではレディ、私の息子達を助けてくれ」
レ「いいわよ!私もパパや息子に会いたいもの」
レ「正解を探して何回もやり直して失敗したんでしょ?なら後は、思い切り間違えてみればいいのよ!!」

今まで通りに世界を作った後、レディから分離させた魔力を一人の少女に突っ込んで本来なら迷い込まないはずの2人目のゲストを作る。
適度にジャッジを止めて審判達を撹乱する
レディが作った鎌でもって死神に接触、仮初めの体を渡して2人のバックアップをする。
ルーレット小僧に北斗大輝の記憶の水を渡す

G「魔力がないと魔法使いは生まれない。少しずつ魔法使いを作るためにずいぶんと君は削れてしまったが…レディ、本当にこの程度の介入でいいのかい?」
レ「ええ。だってあの人達、私にはすごく優しいのよ。大丈夫。またいつかあっちで会えるわ。だって…」


☆グレゴリーの回想
一台の自動車事故。乗っていた娘夫婦と自分の妻。残された男の子。
自分には魔力がある。家族にもそれは引き継がれる。だったら、魔力を持つ魂を集めれば自ずとその中に3人がいるはず。

「『もう一度お前たちに会えるならば私はなんだってしよう』」

その日、寿命すら削り魂すら質草にして行われた魔術により、地獄から魔法使いが消え、死者の記憶を集めた新たな世界の萌芽は生きて動く世界、迷界となった。

グ「ママ、思い出してください。貴女にその口紅をつけた二人を取り戻したいと願った事を」
死「わしがなんのために産み出されたのかをもう一度はっきりさせるため」

迷界の終着点
「「すべては冥界に行くために!!」」
G「いずれこのままボーイとガールが死んだら冥界に大半の魂が回収されるはず。冥界まで迷界を引っ張っていってくれるだろう。君達はこの変わらない世界に変化をもたらす役。希望だ」

ボーイに耳打ち
「君が迷い込まなければあの少女がここに来る事はなかった。生憎本来ならその頃には迷界の暴走で世界は泥となっていたので来る事はなかったが、少しだけずらして早く来ただけさ。さてよく考えたらいい。君が現実に残してきたものを」


G「さあそろそろ時間だ。私は帰るとするよ…審判小僧のルーキー。…良い名だ。訓練はちゃんとやりなさい。幸せにな」
ボ「止めるんだ審判!!」

過去と未来のモノが出会った時、存在は過去に統合される。
ようやく追いついて部屋に入ってきた親分にアルティメット親分が触れた瞬間、失われたはずの未来が現在に統合されアルティメット親分は消える。

4「繰り返しが終わった…未来が広がってく」
カ「運命が動きだし、終わりが始まるゲロ…」


☆怒られる審判
夜中に電話の件でシェフがキレようとした横にいたキャサリンが採血する。
シ「子供に採血…珍しい〜…」
キャ「今見たら採血してもいいかと思ったのよね〜?背でも伸びたのかしら。後で測りましょ。なんにせよ、無事で良かったわ」
審「心配かけました…」

☆現実
目が覚めるとボロボロになった昴がキレかけの表情で病院のベッド脇に座っている
ボ「どうしたんだその怪我は!!」
昴「犯人警察に引き渡して救急車呼んで、その後ずいぶん寝てるからおっさんが目覚めるまでに今まで俺が襲った連中に頭下げて一発喰らって筋通してきただけだ。……不思議だよなぁ〜…おっさんが刺された事を身内に連絡したらよぉ〜、今まで俺んとこに親父の事故の慰謝料持ってきてた弁護士が号泣しながら飛んできておっさんの特許の財産だのの話を俺にするんだよ…半分はアンタの娘さんに、半分は俺と母さんにってよぉ〜…詳しく話聞いたらよぉ〜…あの会社から慰謝料なんざ出てないしあの金は全部その特許とやらから出てるんだってよぉ〜……なんか変だろ〜?おかしいよなぁ〜?………治ったら、話すっからな。返済プランについてじっくり話聞いてもらうからな覚悟しとけよ」
ボ「あ、はは……あ!輸血!血液よくあったね!?僕の血液型結構珍しいのに」
昴「あ〜?ああ、なんか小児科に通院中の子が同じ血液型らしくてな。予備があったんだと。アンタは早々お星様にゃなってくれるなよ。俺は恩知らずにはなりたくねぇ」
ボ「肝に命じます」


☆深夜の迷界
魚「やぁ神様。はじめまして。ようやく生まれることが出来たよ。神様があんなイタズラしなければすぐにお目にかかったんだけどね」
「事故の日に審判小僧をそそのかしてオルゴールを受け取りに森へ行かせたのは君なんだろう神様」
「君は少ない影響で最大限の利益を得たわけだ。これで審判ゴールドが作った膨大な世界の失敗例のレシピが手に入った。成功例もね…」
「あのゴールドは薄々気づいていたようだよ。君がこの世界の本当の核…グレゴリーが使った迷界を作る魔術の触媒だったんじゃないかってね。だってそうじゃないか。仮にグレゴリーが皆に役割を与えたのなら、もっと秩序立てていそうなものだ。ガンマンを引き入れたのもそうだろう?審判小僧を誘き寄せるというよりはまるで子供が目についた玩具を箱庭に並べたようだ」
「これがショーだとしたら君自身の役割はなんだろうか。観客かい?」
「生き物は皆、魚から進化した。新しい司法界を作る審判小僧も生まれたが、私達はいずれ冥界の祖となる生き物らしい。だからこそ、貴方とは仲良くやっていきたい。そのための協力は惜しまないと約束しよう。それが私達の役割だろうから」
「さてあの子はどうなるかな。君や君達が露骨に優しいものだから何人かは気がついているようだよ。かりそめの器とは面白い。器が魔力で満たされた時には彼女は何になるのかな」

「まぁどうあれ、少女はやがて女となり、母親となる。そういうものだ」

小型フィッシュが消えた暗闇の中で、小さく笑い声がした。

「はやくボクのママに会いたいなぁ!ニヒヒッ」
[追記]
カテゴリ: 長編ネタバレ

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