読み物

□カラオケへ!
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「カラオケに行きましょう」

事の発端は何処からとも無く現れた天海の言葉だった
天海と言うこの生徒は謎が多くふらりと学校に来たと思えばまたふらりと居なくなるような自由奔放な生徒で、何時からこの学校に居るのかや、素顔(口元だけ)、学年、年齢、全てが謎に包まれているのだ
だがこの天海ほとんど学校に来ていないにもかかわらず、友達を作るのだけはうまくて何時の間にやら一年生ほぼ全員と知り合いになっていた


「ん?おぉ!天海じゃねぇか!カラオケ?俺は行くけど、お前等どうするよ?」
「天海君のお誘いとあらば、僕も行かせて貰おうかな」
「カラオケか・・・最近いってなかったからな、久しぶりにenjoyできそうだぜ!」
「貴様等と天海を一つの部屋に居らせる訳にはいかぬ、我も行こう」
「某も行きたいでござる!なぁ佐助、良いであろう!」
「ま、俺様も歌いたいし行こうかな〜」
「あっ、俺も行く行く!この前田慶次の歌唱力、魅せてやろうじゃないの!」
「居たんだ、慶次君」
「!?」
「では、全員参加と言う事でよろしい様ですね」
「「「「「「「あぁ!」」」」」」」


そんなこんなで元親・半兵衛・政宗・元就・幸村・佐助・慶次の七人でカラオケに行くことになったのであった
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