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□臨也に
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かわいいサイケなんていない。
でも、かわいい臨也は、いるよ







「なあ、臨也・・・」
「なぁに?しずちゃん?」


満面の笑みで、俺をみて首をコテンと斜めにした。


ああああ!!ありえねぇくらいかわいい!!!


だが、それを見てサイケは気に入らなかったのか、臨也の頭をぐいっと掴んで

「いざやくんは、サイケのことを見るの!」


なんて言って
自分のほうに向かせた。



これでは、どちら(サイケと静雄)が、臨也の彼氏なのか分からない。




くそっ、腹黒が!!


睨みつけると、


「・・・あ?」

臨也とバッチリ目があってしまった。



ニヤリと笑うサイケ。




は、嵌められた!!




「し、しずちゃん?どうして怒っるの?」


不安そうに上目遣いで、俺を見上げる。




・・・可愛すぎて威力ぱねぇ!!!



鼻血でんだろ!!!



「臨也、いつまでサイケの近くにいんだ?ほら、俺のところに、来い!!」


ばっ、と腕を広げてやる・・・



「し、しずちゃん////」


真っ赤な顔をしてわたわたと奇怪な動きをする。


いっつも照れるとそうなるのだ。


まぁ、そんなとこもかわいいんたけどな!!!




「あっ・・・」
臨也が立った瞬間、サイケが小さく声をもらした。



はは、ざまあみろ!!


自分の腕のなかにおさまった臨也の頭を撫でながら、サイケに満面の笑みを送ってやった。







(単細胞のくせに臨也くんをとるなんてムカつく!!!)



静雄、勝利

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