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静雄視点






・・・新羅・・・てめぇ、なんで笑ってんだよ。



臨也は、追いかけてくるんだろ・・・


この力がなくならない限り追いかけるだろ・・・



そんな笑いかたしたら、否定してるみたいじゃねぇか・・・



「臨也は、もう追いかけて来ないよ」

「・・・」


・・・はは。何言ってんだ・・・?


あいつは、追いかけてくるんだろ・・・今まで、そうしてたんだからよぉ・・・



「今まで臨也が君を追いかけていたの他の人に対するのとは違う特別な感情を持ってたからだよ。それが好きだったにしろ嫌いだったにしろ・・・ね」




何言ってるんだ・・・・・




「もし、また追いかけてきたとしてもすぐ飽きて止めると思うよ。意外と飽き性だから」



飽き性・・・?あいつが・・・やめてくれ冗談は・・・



「実際に君対抗するほどの力を持つサイモンにはすぐに、つまらないとか言ってやめてたから」


やめろ・・・そんな話・・・




ニコニコと新羅は話しているが、俺は焦りやら、パニックやらではちきれそうだった。






気づけば新羅の家を飛び出していた。






(聞きたくない・・・)
(聞きたくない・・・)
(向かう先などない)
(ただ事実から逃げたかった)
 

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