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臨也視点


「臨也、覚悟はいい?」
そろそろ俺も覚悟を決めないといけない。
新羅が出した賭けは簡単なもの。
シズちゃんは俺のことを好きかどうか。というものだった。
もし、嫌いだったら二度とシズちゃんとかかわらない。否、かかわれない。
確かめかたは・・・新羅が恋愛感情を向ける人だけを忘れる薬持っているから、それで俺がシズちゃんのことだけ記憶喪失になるというもの。
好きな相手が好きだと言わないかぎり思い出せないらしい。ついでに忘れてた時の記憶は覚えているとのこと。
だから、シズちゃんが好きじゃなかったら俺はシズちゃんとはもう・・・


結果はわかっているのになんでこんな賭けにのったんだろう。
シズちゃんが俺のこと好きなわけないのに・・・


少しだけ期待したかったのかもしたかったかもしれない。



(震える手で薬を飲んだ)
 

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