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□盗み聞き
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静雄視点
部屋に入る前のはなし






新羅との話は、すぐに終わって部屋の前まで戻ったらまだ門田と臨也は、話ている途中だった。


入ろうかどうか迷っていると、新羅がどこからかコップを持ってきた。


・・・??


「どうするんだ?それ?」
ニヤニヤと面白そうに笑う新羅小声で聞けば、
「盗み聞きするんだよ」

かなり良い笑顔でかえされた。



・・・正直かなり気になる。


静かに二人で頷くと、コップを壁につけた。






「臨也、静雄はお前の行動をきっと誤解してるぞ。それとも本気で静雄に触れられるのが嫌だったのか?」

門田の声だ・・・

誤解?なにがだ?

「違う!!嫌じゃなかった・・・ただ・・・」
「どうせ優しくされるとそれがやめられなくなる。とか言うんだろ」
「!!ど、ドタチンどうしてわかったの?!」

!!!!

まさか臨也がそんなふうに・・・

「何年間、近くでお前をみてると思ってるんだ。それくらい分かる」
「まるで告白みたい。」
「違う」
「分かってるよ。それにドタチンが言ったらお父さんみたい。あ、普通のね」
「ねぇ、ドタチン俺は、どうしたらいいのかな・・・?」
「言葉は、言わないと通じないぞ。」
「・・・だね。わかったよ、ドタチン」




やっと終わったみたいだ。

心臓がありえないほどうるさくてばれないかと不安になる。




「ね」
意味ありげに笑った新羅に俺は、頷くことしかできなかった。

そぉとコップを戻す。

ばれたらやばいからな・・・


「いいかい?」
「お、おう」


「臨也、入るよ」

軽いノック音とともに俺達は、部屋に入った。




悪い方向にいかないとわかっていても、かなり緊張した―――――――







臨也が静雄に告白するまであと少し・・・





5分前の出来事





 

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