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□後編
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「静雄・・・こんなところで臨也に何してんだ?」

「か、門田・・・」
般若のような顔をした門田に、さぁっと静雄の顔がだんだんと青ざめていくった。


で、俺といえば・・・

ドタチンと新羅が、見えて手を振ろうとした
とき、急にしずちゃんにキスをされた・・・

しかもそれを新羅とドタチンに見られた・・・

その前に普通に他の人にもみ、見られた・・・

ここ外だよね?

夢とかじゃないよね?

それだったらいいけど・・・


恥ずかしさのあまり、かなり混乱してた。


しずちゃんが、ドタチンに怒られているのが、  BGMのように聞こえる。


「わあ!!臨也すっごく似合ってるよ」
「え?ああ、ありがとう」


新羅の声で、やっと覚醒した。

うん、これは夢じゃない・・・
現実だ・・・

ってか、しずちゃんなんで、神社の前であんなことしたんだ?!


「にしても、臨也が着物着るとなんか・・・うん・・・(えろいよね)」

思わずこぼれそうになった言葉を新羅は、グッと飲み込む。
これをいってしまったら、二度とセルティに会えなくなるかもしれないから・・・

臨也の保護者と恋人によって


「?何なの?」
「いや〜羞月閉花ん魅力をかもし出してるなぁと思ってね。」

羞月閉花って、それ・・・
(※女性の容姿が非常に美しいことを、たたえて言う言葉。また、美しい女性のこと)

「・・・新羅、それは女性に対して使う褒め言葉だよね」
「あ、臨也この意味知ってたんだ」

あはは、笑って『もちろん、褒めてるんだよ』といった新羅に怒るべきか迷う・・・


「今度したら二度と臨也に、触れさせないからな!!」
「すみませんでした!!」


・・・やっと、お説教タイムは終わったらしい。
しずちゃんとドタチンがこっちに戻ってくる。

新羅もそれに気付いたのか、ほっと胸をなでおろしていた。


「ドタチンそれすごくに似合ってるね!!」
「ああ、そうか?」

想像してたとおり、ドタチンは着物が似合ってた。

「臨也、俺はどうなんだよ・・・」

不機嫌そうな顔でしずちゃんが言う。

え・・・?しずちゃんもしかして嫉妬してるの?ドタチンに・・・

「も、もちろん、しずちゃんのほうがカッコいいよ/////」
「おう、てめぇは、マジ可愛い」

しずちゃんがデレた!!



新羅が、バカップルだとか言ってるけど無視。


「さぁ、行こう!!」
「・・・だね」
「おみくじを引きにいくか」
「おさい銭からだけどな」





******


カランカラン


(セルティとこれからも一緒にいれますように・・・)
(しずちゃんとずっと生きていけますように・・・)
(臨也が毎日隣にいますように・・・)
(今年1年みんなが元気でいれますように・・・)



「ねぇ、しずちゃんなんて願ったの?」

やけに真剣な顔でしてたもんだから、気になる。


「あ、えーと、あれだ・・・」

あれって何だよ?!

赤くなってるし・・・

「お、お前は、な、なんだよ」

なんだよって(笑)


「う〜ん、内緒♪」
「・・・なら、俺もいわねぇ(ひそかにキュンとなんてしてねぇからな///)」
「ふーん、なら、家に帰ったら教えるからしずちゃんも教えてね」
「お、おう///(可愛いすぎ)」


ふわふわとした雰囲気が俺としずちゃんを包んだ。



「門田くん・・・」
「なんだ・・・」
「僕ら帰ったほうがいいかな?」
「・・・聞くな」
「・・・ごめん」






周りなんて見えません!!



 

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