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□初詣!!前編
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げろ甘です
「しずちゃん、準備出来た?」
「おう、今行く」
部屋に向かって声をかければ、直ぐさま返事が返ってきた。
相変わらずしずちゃんは、耳が良いなぁ。
俺は、すぐに着替え終わり、一足先に玄関でしずちゃんを待っていた。
待ち合わせの時間まであまり時間がない。
今日は、せっかくの元旦だから、ということで、俺としずちゃん、ドタチンに新羅で、初詣に行くことなったのだ。
で、新羅の提案でみんな正装してくることになった。
ついでに俺のは、波江さんが選んでくれた、黒色に紅い花柄がちりばめられた洒落た着物だ。
一体、正装の着物をきたしずちゃんは、どんなのだろうと胸を高鳴らせる。
きっとカッコイイんだろうな・・・
楽しみだなぁ♪
ふふっとひとりでに笑う。
「わりぃ、遅くなって。ちょっと着るのに手こずっちまった。」
「早くしないとドタチンと新羅に怒られちゃう・・・っ////」
振り返ってしずちゃんを見た俺は、固まった。
しずちゃん、かっこよすぎ////
藍色を主とした着物は、趣があり、金髪がとても映えていて、いつも吸っているタバコの代わりだろうか・・・腰にさされた煙管(キセル)ある姿は、何と言うか・・・
凄まじいほどの男の色気が漂っている。
「しずちゃん・・・かっこよすぎ・・・」
思わず口に出して言っていた。
「は?って、お前その格好でいくのか?!(可愛すぎる、拉致られるぞ!!)」
何故か顔真っ赤にして、俺を指差していった。
え?!
俺自分で言うのもあれだけど、似合ってる自信あったんだけど・・・
変かなぁ・・・?
波江さんは、凄く似合ってるって言ってくれたんだけど・・・
「えーと、しずちゃん。これ、おかしい?」
裾をちょんとつまんで、持ち上げれば、『誘っているのか?!』と怒られた。
何なんだ?
「おかしくないんなら、これじゃ駄目かな?これ以外持ってないんだ」
「はぁ・・・別におかしくなんてねぇ。
むしろ、可愛すぎんのが問題なんだよ。良いか、絶対に俺から離れるんじゃねぇぞ!!」
「っ////」
「ほら、早くいくぞ/////」
がしっと俺の手を掴むとしずちゃんは、さっさと家の鍵を閉めて、神社へと向かうべく、走った。
いつのまにか、掴まれていたはずの手が、しずちゃんと恋人つなぎになっているのに気づき、
臨也が真っ赤になるまで
あと30秒―――――――
臨也の可愛さに耐え切れなくて、キスをするまで、
あと2分――――――
それが、門田に見つかるまで
あと・・・3分―――――――
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あとがき
初詣のお話、前編は、ここまで^^
明日後編をアップします!!