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□隣
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新羅視点
みんなもお腹がすいているだろうと、たくさん作られたグラタンは、予測道理だというか・・やっぱりすいていたらしく、みんな喜んで受け取った。
みんなに、囲まれてうれしそうにグラタンを頬張る臨也の姿は、セルティ、ラブ!!な僕から見てもかなり可愛かった。
あ、もちろんセルティには、勝てないけど
だけど・・・本当にうれしそうに綺麗に笑う臨也は、なんだか輝いているように見える。
少し離れたところから、その様子を見ていた僕は、そっと視線を隣にいる静雄に向けた。
臨也の様子を見ている見ている静雄は、嬉しそうにしながらも、どことなく寂しいそうな笑みを浮かべていた。
明鏡止水の境地には、ほど遠い・・・
本当は、静雄だって臨也の近くに居たいくせに、いかない、だなんて・・・
どうせ、意味もないことを考えて、わざと遠くにいるんだろう?
「静雄は、向こうにいかないのかい?」
そう聞けば、困ったような、悩んだような顔を静雄はした。
「だってよぉ、倒れる前まで、毎日喧嘩してた天敵が、急に心配したり、隣にいたい、だなんていったら気持ち悪いだけだろう・・・」
やっぱり、そんなこと考えているんだろうなぁって思ってたよ。
はぁ、とため息をつきたいのを僕は、我慢した。
「本当にそうだったら、さっき臨也に公言をした時点で、嫌な顔をされたんじゃないのかい?臨也は、君の言葉に喜んでいたんだからそんな心配する必要は無いと思うんだけど・・・」
「だけどよ・・・」
なお口ごもる静雄に、僕は、ため息をつくしかなかった。
それに、静雄気づいているかい?
さっきから、臨也が、チラチラとさびしそうに静雄を見ていることに・・・
「静雄・・・臨也は、君を待っているよ。」
大丈夫だから行こう・・・と僕は、言って静雄を臨也のところに連れて行った。
ほら、静雄見てごらんよ。
臨也は、君が来て嬉しそうな顔をしてるよ?
あなたに、隣に来てほしいの