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□似た
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これで、しばらくは臨也を独占できる。
そう思って、臨也を自分の足の上に座らせて上機嫌でいたら、突然サイケが、奥に入っていった。
「臨也くん、一緒にケーキ食べよう!!」
サイケは、台所に行って何をしてくるんだ?と思ってたら、この前臨也が買ってきたケーキを二つ抱えて戻ってきた。
二つ・・・おい、俺の分はどうした?
サイケを睨むと無邪気な笑顔(見た目だけ)でかえされた。
こいつ・・・何企んでやがる?
「あれ?サイケしずちゃんの分は?」
二つしか気づいて臨也が不思議そうにきく。
臨也・・・その不思議そうな顔マジ可愛い////
横から、いやどちらかと言えば斜め下(?)から、のぞきみた臨也の顔に悶えていると、サイケと目があった。
ニヤリとサイケの口のはしが微かにあがったのを俺は、見逃さなかった。
「あのね、臨也くん。しずおくんね、このケーキ嫌いなんだって」
・・・は?
そんなわけねぇだろ!!
「え?そうだったのしずちゃん。ゴメン知らなかった」
俺の思っていることを当たり前だが知るよしもなく、臨也が振り向いて謝ってくる。
か、顔ちけぇ////
しかもショボーンとしている様子、可愛いすぎてぱねぇ!!!
て、違う!!
「臨也、俺あのケーキ好きだせ」
「え?でも今サイケが・・・」
誤解だ。と口を開こうとしたとき・・・
「臨也くんが、買ってきてくれたからってしずお、無理しなくていいのに。前、サイケにこれ嫌いって言ってたじゃん」
はあぁぁ?!?!
あどけない表情のサイケは、嘘を言っているようには見えなかった。
くそペテン師が!!
「そうなんだ。わかった。しずちゃん、無理しなくていいんだからね」
臨也ぁぁ!!その悲しみを含んだ顔はめっちゃいいが、違う!!
「だから、臨也くん俺と二人でこのケーキ食べよう!!それに、昨日お客さんにいくつか出したから二つしかないし♪」
何ぬけぬけと言ってんだ、サイケぇぇ!!
ぶん殴りてぇ・・・
「・・・でも、しずちゃんが・・・」
ケーキの登場で輝いていた臨也の瞳が、曇っていく。
はぁ、だがケーキが二個しかないのも事実だ。
「臨也、食っていいぜ。俺は、お前の笑顔がみれたほうが嬉しいからよ」
なんてべたなセリフを言えば、臨也は真っ赤になっていた。
「わかった////ありがとう、しずちゃん/////」
俺は、ついにその笑顔にやられて、鼻から赤いインクを出してしまった。
思いもよらね進みにサイケが、悔しがったのは、言うまでもない。
ずるい奴などに負けるか!!
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あとがき
何が書きたかたのかわからなくなった(>_<)