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□深く
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やっと全員に電話し終わり部屋に戻る。


すると新羅とセルティが慌てた様子で臨也のまわりに沢山の機具を取り付けていた。




・・・何かあったのだとすぐにわかった。




「ぉ、おい、どうしたんだ・・・?」


声がふるえて上手くでない。


「あ、静雄!急に臨也の体温が下がり始めたんだ!!」



このままだと、大変なことになる!と恐慌な口調で言う新羅。




俺は驚きで何も言えなかった。



近づいて、臨也の手に触れれば・・・とても冷たい。




さっきまでは、あんなにもあたたかったのに・・・



俺が数分間電話をしているうちに何があったんだ・・・?





まるで起こされるのを拒むようにゆっくりと冷たくなっていく・・・




「おい、なんでだよ・・・臨也・・・」




手をあたためようと一生懸命、俺の手で包み込み擦る。




なんとしてでも・・・コイツを・・・



ガンッ


「臨也!!」



おもいっきりドアが開かれた。



そこにいたのは門田だった。


俺に連絡をもらい急いで来たのだろう



息を切らしながら臨也に近いてくる。





俺は、小さな期待を込め門田に場所を譲った。


「臨也・・・もう起きる時間だぞ。起きろ」




まるで学生だった頃に戻ったように、手慣れた様子で臨也を撫でる。



ピクリと臨也の瞼がふるえた!!








だが、それだけだった。



下がりつづける体温。



臨也が起きることはなかった。







ザアザアと突如、降り出した雨は部屋を薄暗くした――――――







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