黒バス

□選抜メンバー
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「――メンバーを発表する。大坪、宮地、木村…」

体育館に入って来るなり、部員を集合させて監督が言った。

次の試合のメンバー発表かな?呼ばれてるの。いつものスタメンだし。あれ?でも次の試合ってまだ先じゃなかったっけ?

唐突過ぎる監督の行動に?が飛び交う。そんなことを考えてる私の目の前で監督はメンバー発表を続けた。

緑間、高尾、橋本、鈴木、多田、梶、大野……!?

あれ?ちょっと待って、待ってください監督。何人呼んでるんですか?10人20人どころではありませんよ!?

「―柴田、天野」

「以上48名だ。いいか。お前らは今日からSTK48の選抜メンバーだ!秀徳バスケ部の代表としてしっかり励めよ!」


はい?


「「「はい!」」」

!?!?!?


「センターは今まで通り大坪でいく!任せたぞ」

「はい!」

「ちょ、ちょっと待ってください監督!意味がわかりません説明してください!」

なに?どゆこと?状況についていけない私を置いて話が進んでいく。ていうかなんで皆さんそんなに統制執れてるんですか!?

「監督!俺も納得いかないっす」

!!、高尾君…!君はマトモだったんだね!いつも馬鹿馬鹿言ってごめん!今だけ後光が射して見えるよ。

「センターは奏ちゃんの方が良いと思います!」

高尾おぉぉぉぉぉぉ
やっぱり馬鹿か馬鹿なのか馬鹿なんですか!?

「ふむ…」

監督も!何真剣に考え込んでるんですか!大坪先輩も動揺しないでくださいっ!ポジション取ったりしませんから!

「それは盲点だったな…」

宮地先輩!?

周りを見回せば皆同じ様な顔つきで黙っている。

ていうか、私たちバスケ部ですよね?

「……ダブルセンター」

「!!!それだ木村っ!」

あぁもう。

考えることを放棄しようとした私の肩にポンと誰かが手を置いた。

「選ばれたからには人事を尽くすのだよ」







っていう夢を見ました。

朝練後、皆にドリンクを配りながら朝見た夢の話をすると高尾君と宮地先輩の爆笑が体育館を包んだ。




安定の夢オチです




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