銀魂小説

□捧げ物 浅葱 桜様 (銀神+土千)
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「銀ちゃん」
扇風機の風に当たりながら神楽は銀時の方をみた
「んだよ」
そっけなく返事する銀時
「散歩行こうヨ」
神楽が言った瞬間銀時は勢いよく振り返る
「こんな暑い中にか!?」
「うん」
「〜〜!!一人で行って来い!」
「ひどいアル!カラカラの昆布みたいになれってか!サイテーな大人ネ!!」
ここまで言われたら銀時は返す言葉もなく
「分かったよ!行くぞ!」









降参した銀時はダルそうな足取りで歩いていた
すると、見慣れたような感じの男を見かけた。
たしかに服装は真選組なのだが・・・・・
どこか違う。そしてとなりに女がいた。
その隣の女は
「土方さん」
と言った
・・・・・
二人とも固まってしまった。
『土方?』
「ぎ、銀ちゃん。い、今土方って・・・・・」
「・・・・いやいや、間違いだろ。
土羽田とかそんなんだろ」
二人とも「違うよね?違うヨ」
など小声で話していた








「土方さん」
千鶴は微笑みながら言った。
「?」
無意識であろう表情がとてもきれいだなと思えた
少しでも長く一緒にいたいから
用もないのに話しかけてしまう。
「なんだ?」
不思議そうに土方は千鶴を見つめる
「い、いえ。な」
なんでもありませんと言おうとした時
見知らぬ二人の声が聞こえた。
『い、今土方って言ったよね?』






その声は銀時と神楽だった
「なんだお前ら」
土方が少し不機嫌そうに言う
俺に何のようだ。と付け足して
「ひ、土方さん」
千鶴が土方の顔を見る

「多串君じゃねぇの?」
間の抜けた声を出したのは銀時だった
「「お、多串??」」
千鶴と土方は思った
(大串ってだれだよ・・・・・)

「悪いな、人違いだ。
でもお前土方っていうの??」
銀時が悪そうに聞いてきた
「俺の名は土方歳三だ
お前は?」
「坂田銀時」
・・・・あれ二人とも笑ってる・・・
神楽と千鶴も二人につられてクスクスと笑った




不思議な事ってあるんだねぇ・・・・(。・_・。)






fin




簡単に言っちゃうと銀サンと神楽ちゃんが
土方を多串君と間違えたww

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