ポケモン

□Local another travel〜他地方旅行録〜
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前ページから、約七日後
(前ページは土曜日)


アサギシティの港

琴「リーフさ〜ん!」
葉「そんなに叫ばなくても聞こえるわよ」
響「あ、ファイヤさんも行くんですか?」
炎「あー、うん。行ったことないしね。あ、奏くんも行くの?」
奏「……」
響「ちょ奏、返事しなよ。行きますよ」
葉「あ、因みに、部屋は102号室と103号室だから。私と琴音が102で、あんたらは103ね」
炎「二人部屋と三人部屋が隣りどうしなんだ…」
葉「不思議よね〜」

とかどうのこうの言いつつ、五人は船に乗りました。





……………



[間もなく、ヒウンシティに到着致します]

琴「リーフさん起きて下さい!もう直ぐだそうです!」
葉「…ん〜?」

琴音は寝ていたリーフを起こした。

葉「…あら、もうそんな時間なの?」
琴「リーフさん、熟睡してましたからね〜」
葉「船は揺り籠的な揺れ具合で、即寝ちゃったわ。あと疲れてたし」
琴「疲労回復には、睡眠が最適ですからね〜」
葉「ん〜…よし、これでオッケイ!」
琴「…暇ですね〜」
葉「…暇ね〜。そう言えば、さっきもう直ぐ着くとか言ってなかったっけ?」
琴「きっと、ああいうのはちょっと早めに言うんじゃないですか?」
葉「かしら。…暇ね〜」
琴「…暇ですね〜」
葉「…野郎共の部屋でも見にいく?」
琴「え?」
葉「暇潰しにさ」
琴「…ナイスアイデアです、リーフさん!」
葉「当たり前よ」
琴「じゃあ、早速レッツゴー!」




…その頃の男子部屋…


奏「……」

パサ…

響「……」

パサ…

パサッ

炎「やったー、上がり!」
ウノをしていた。

響「あ〜、案外早く終わりましたね」
炎「だよね〜」
奏「まさかファイヤさんの配り札のカードがドロー2とワイルド ドロー4とスキップとワイルドとリバースしか無いなんて…」
響「最初の七枚で、数字カードが入らない事があるなんて…」
響奏「(すごい運…!)」

ガチャ

葉「ハローン!…って、何やってんの?」
炎「あ、リーフと琴音。ウノやってたんだ」
琴「え!?まさかずっと!?」
奏「なわきゃねぇだろ。アナウンスがあった直前くらいだ」
葉「じゃあ、まだ途中なの?」
響「さっき終わりましたよ」
葉琴「早っ!!」

早すぎである。
いや、ホントに。

響「ですよね〜」
琴「で、誰が勝ったんですか?」
炎「僕だよ」
葉「…え、何?あんたまさか、配り札がドロー2とかスキップとかしか無かった形?」
炎「あ〜、うん」
奏「因みに赤のドロー2二枚、赤のスキップとリバースが一枚ずつ、ワイルドが一枚にワイルド ドロー4が二枚です」
琴「…うわ〜、ないよ」
葉「あんた…“また”なのね…」
響「え?“また”ってど」
響が聞こうとしたが、

葉「あっ!!響、それ後で!言い忘れてたわ!全員耳かっぽじって聞きなさい!私達はみんな初めてだから、ガイドを雇ったわ!」

リーフの言い忘れにより消えてしまった。

響「どんな?」
葉「三人いて女子二人に男子一人で、目印代わりに片方の女の子がリーフィア、もう一人がブースター、男の子がシャワーズを連れてるそうよ!」
琴「目印になるんですか、それ!?」
葉「何でもイッシュ地方は、他の地方のポケモンが殆ど居ないらしいから分かるって、相手が」

[ヒウンシティに到着致しました。お忘れ物に気をつけて、お降り下さい。]

葉「じゃあ、港に居るそうだから、はぐれたら探してね!琴音行くわよ!」
琴「あ、はい!」

バタバタバタ…

残された男子達は、準備しながら呟いた。

響「…嵐みたい」
奏「…そうだな」
炎「…そうだね」




……………
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