ポケモン
□It made a mistake!〜間違えた!〜
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どうも皆様、月野です。
只今私は大変急いでいます。
理由は…夕飯(の作り置き)を作り忘れたんです。
私の家はシッポウシティにあり、現在地はヒウンシティ。
急いでいたのでポケモンに頼るという選択肢は無く、私は自分の足で全力疾走していました。
(勿論裏路地を通ったよ?だって邪魔だからね)
そんな最中、まさかいきなり人が出てくるとは思わず、
ドンッ
「「わっ!?」」
ドササッ
やっちまったー…と思いながら、立とうと頑張っていると、
「すみません、大丈夫で御座いますか?」
やたら流暢な敬語で言われた。
みたら、…なんかこう、口がへの字みたいなのが印象的な、色素の薄い髪の男性だった。
「…いえ、前方不注意な俺も悪いですから。すみませんでした」
ぺこりと頭を下げた時、腕に付けていたボールケースが落ちているのに気が付き、
「それじゃあ私は急いでるので!」
よく見ずにさっと拾って、また駆け出した。
…これが、まさかあんな大事になるとは知らずに。
……………