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□叱咤
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おい、なあ、ちょっとそれは的外れなんじゃねえの。
あんたに何があって何がおきて何でそれに至ったかなんて知りはしないけど、
あんたとあの子の今までを、そんな一言で現して良いのかよ。
あの子との今までを全部嘘だって言って良いのかよ。
なあ、変な顔するなよ。
例えば、例えばだよ。
朝起きて、隣に寝ていて、一緒に飯を食って、今日一日何するかって話とかして、笑ったりとか困ったりとか困らせたりとかしながら、その日一日無事に終わるとして、家でまた一緒に飯を食って、夜に布団を並べて、
『夜半に目が覚めた時に見る寝顔の幼さに胸が僅かに痛んだり。』
そうだよ。それがあんたとあの子なんだよ。
それを、幸福だと言って何が悪い。
『そうだろうか。』
ああ、しょうもないし、面倒だ。ちゃっちゃと、あの子を迎えにいっちまえよ。
何が悲しくてお前と愛について語り合わねばならないんだ。
叱咤
土井きり親子に介入する尊奈もん、なんかこうきりちゃんへの慈しみをエゴだと思いこんでる土井てんてーっていうか…うーん消化不良。