言の葉つぶて

□鬱上戸
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なにがそんなに可笑しいのでしょうか。


サークルの打ち上げの会場で、一人座っている。


まわりはみな高笑いをあげて楽しんでいる。


まわりの景色が僕と世界を隔たっていく。


自分一人、世界から遠退いていく。





僕は、鬱上戸。




お酒を飲むほど、陰鬱になっていく。


そうして、自分の世界に閉じこもる。




家にいる時のように、陰鬱と。
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