佐助受

□※俺様サスケ!(注意MHネタ)
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俺様の名はサスケ。
ハンターに付き従うオトモアイルーだ。主人の名はモモ。本名は毛利元就。何かある度に「チカ、チカ」って慌てるおっちょこちょいで迷子スキル持ちのハンターだ。あ、チカってのはご主人の恋人の長曾我部元親。カジキマグロを担いだハンターだよ。え、恋人じゃない?照れなくてもいいよ。って、うわ―――――ッ!やめて、やめて、ごめんなさい!

そんな主人だ。え?今の間?……訊かないでよ。

雇われた身だから(仕方なく)従っているけど、俺様の本当の主人を捜して欲しいんだ。名前はユッキー。本名は真田幸村。紅い鉢巻の炎属性の熱い人。恋人?違う、違う。ただの主人だよ。恋人は怖い顔のおっかない人がいるんだ。雷属性の外人かぶれのハンターがいるんだけど、その人のオトモをやってるよ。そのハンターの名前はムネ。本名は伊達政宗。それで、竜のオトモって呼ばれてるのが、片倉小十郎。俺様の好きな人。お互い忙しくてなかなか逢えないんだけど、逢ったらマタタビをあげたり、お魚をあげたり。……くすん、逢いたいよぅ。俺様をここから連れ出してよぅ。怖いよぅ。ご主人は俺様を駒としか見てくれないし、囮として使われるし、そりゃそれが俺様のお仕事だけど、ちっとも優しくしてくれないんだよ。家出してオババに知られたら、ノラ猫として追手を差し向けられちゃう。旦那にさえ出逢えたら、俺様をきっと引き取ってくれる。だから、俺様のご主人を捜して欲しいんだ。

ギルドにも依頼を出したけど、俺様の持ち金なんて知れてるから誰も引き受けてくれない。こういう時小十郎さんに逢えたら力になってくれるのに……。
小十郎さ――――んッ!
ハッ、殺気を感じる。大きな声で叫んだのが不味かった。ご主人がハサミを持って立ってる。怖いよぅ、怖いよぅ。
「今日は良く働いた」
へ?
「手を見せよ。怪我をしていただろう」
あれ?
ただの掠り傷だったけど、手当てしてくれた。俺様の事を駒としか見てないと思ってたのに。
「ふん」
鼻を鳴らして出て行ったけど、耳まで真っ赤になってたな。依頼、キャンセルしようかな?ハッ、違う、違う。きっと俺様を油断させておいて、次はレウスの目の前に放り投げる気なんだ。きっとそうに違いない。きっとそうだよ。

……今度チカちゃんにご主人のどこがいいのかを訊いてみようかな。

小十郎さんに逢いたいよぅ。


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