ポケモン

□ルビーと帽子とサファイアとA
2ページ/2ページ




「サファイアちゃん、良かったら何があったのか話してくれない?力になれるかもしれないから。」
「…みんな信じられんかもしれんけど、昔のあたしはおとなしくてバトルもようせんような性格しとったと。何年も前にミシロ…あたしの住んでる町に男の子が来て、その子は身軽で力強くてすごくかっこよかった。たった数日間だけどその時以上に楽しかったことはなかったんよ。でも二人で遊んでたらいきなりボーマンダに襲われて、その子は額にドラゴンクローくらいながらもポケモン使って追い払ってくれた、なのに…あたしはその子に向かっで怖い゙と言ってしまったと。それから父ちゃんのフィールドワークを手伝ううちに自分が弱い存在だから彼を傷つけたってことに気付いて……ホウエンの事件の時にその男の子がルビーだって知ったと。」




すごいマンガみたいな恋ね。
でもあのルビーがやんちゃ坊主でサファイアがおとしやかなんて今と全く真逆ね。
いくつかよくわからないとこもあるんだけど。




「さっきの時になんかサファイアさんが告白しているって話だった気がするんですけど…」
「したと。ちょうどルビーだってわかる前に…」
「じゃあルビーくんが忘れてたっていうのは?」
「あいつ今までちょうど告白したぐらいからの記憶をよく覚えてないって言っとったから、告白のことも忘れてるって感じで……」
「返事はどうだったの?」
「好きだったって言ってくれたと。」
「……なんで忘れたフリしてたのかしらね。」
「え…」
「何でもないわ。じゃあルビーのとこに行きましょうか!」




おもしろいことになりそうだわ!
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ