ポケモン
□出会い、そして……
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ラジオがおかしいという連絡を受けてコガネに行くと、街には一般の人の姿が見られなかった。
みんなロケット団が怖くて外に出れないらしい。
一応ラジオ塔に行ってみたが、やはりロケット団に占拠されていて入る隙がない。
地下通路でロケット団の服を借りて潜入を試みるとこれが案外うまく行き、このままいけんじゃね?とか考えてた。
それもあの変態(オトヤ)に邪魔され失敗。
仕方なくガンガン攻めて、局長の居場所を突き止める。
倉庫から局長を救い出すとポケモン達はぼろぼろだった。
さすがに体力もたないよな、だってうじゃうじゃいるんだもん。
回復させようとポケセンに行くと、入り口にロケット団がいる。
これじゃ回復させらんないじゃん!
悩んでいると、後ろから肩を叩かれる。
ロケット団かと焦って振り返ると、そこには自分より少しだけ小さい紅い目の男の子がいた。
「君は……」
「ポケモン、俺が連れていく。」
「はい?」
男の子はそう言うと僕の手持ちを奪い、トコトコと歩いていく。
しばらくすると戻ってきてボールを僕に手渡す。
なるほど、僕の代わりにポケセンに連れていくってことだ。
お礼と気をつけて家に帰ってねといい、僕は再びラジオ塔に潜り込む。
しかし二度あることは三度ある。
最上階で体力がほぼなくなってしまった。
後一人だけなのに……ていうかカードキーでしか入れないとこに今までの倍いるってどうよ!?
半分くらい避けてきたのに僕の手持ちはもうボロボロ。