ポケモン

□会いたくなんてなかった
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ホウエンのあの事件から二週間。

復旧も進み、みんなに笑顔が戻ってきた。

ただし、ミシロには顔を真っ赤にして怒る少女がいた。






「だーかーらー、早く病院に行けって言ってるでしょ!!!!」

「普通の医者じゃ治せないんだって……」

「普通じゃない医者って何!?闇医者!?ポケセン!?」






ユウキは例の事件の影響で未だに目から包帯が外せず、ポケモン達の手を借りて生活していた。

ハルカはそんなユウキを心配しているのだが、ユウキはいつもこう言って病院にいこうとしない。

しかし二週間もたてば、ハルカも堪忍袋の尾が切れるというものだ。






「私はもう待てません!」

「………昨日、治せる人呼んだ…」

「呼んだの!?何でもっと早く呼ばないのよ?」






嫌そうな顔をして、あの人苦手なんだというユウキ。

そんなユウキにハルカが首を傾げると、ドアがノックされる。
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