ポケモン

□ヒビキくんとオトヤくん
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アサギシティで釣りに勤しむ二人の少年、ヒビキとオトヤ。
ちなみに誘ったのはオトヤである。
ヒビキは行きたくなかったが、オトヤがしつこかったので仕方なく誘いにのった。



「なあヒビキ。俺は悩んでいることがあってな。」
「僕はそんなことどうでもいい。」
「実はユウキのことなんだが…」
「あきらめたの?」



オトヤは男好きでその被害を被っていたのがグリーンとユウキだ。
毎回会うたびにセクハラされ、その後間近で見ていた(止めはしない)ヒビキにユウキからやつあたりのメールが届くのが常であった。
最初はおもしろかったが、最近それにも飽きたのでそろそろ諦めてくれないかと思っていたところだった。



「いや…ユウキはますますエロくなっただろ。」
「うん、そうだね。」



ヒビキにとってユウキがエロいとかそんなことはどうでもいいのだが、反論すると話が長引くのでとりあえず肯定しておいた。



「あのホウエンの危機を救ったからだろうな、いい目になっていた。それに体つきも大人と子供の間でエロい。」
「うん。(前者についてだけ)そう思う。」



実際ユウキはホウエンの危機を乗り越え、目に宿る意志が強くなっていたし、表情も柔らかくなった。
彼自身、鍛えているから体つきはよくなったとは思うがエロいかどうかヒビキには興味がない。



「それでな、そろそろ襲ってしまおうと思っているんだが俺が攻めでいいのだろうか。」
「…………………………は?」



ヒビキには意味が理解できなかった。
襲うとか攻めるとかこいつは何を考えているのだろうかと危うく釣竿を落としそうになった。



「ユウキはクーデレだから受けたらすごいいい声と表情をすると思うんだ。でもやはりプライドがあると思うし、最初は俺が受けた方が今後ヤりやすいかもしれないだろ?でも俺的にはプライド高いやつほど、いじめたいんだがヒビキはどう思う?」
「…………とりあえずユウキに聞いたら?」



数日後、ユウキからの苦情のメールと電話がきたことは言うまでもない。
ちなみにオトヤはぼこぼこにされて帰ってきた。

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