ポケモン

□Shall we dance?
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「なんか緊張するな。」
「ドーンと構えてればいいんスよ、レッド先輩!」
「ゴールドさんはもっと緊張した方がいいよ。」
「エメラルドの言うとおりだな。」
「やんのかシルバー!」
「静かにしろ、恥ずかしいやつらだ。」
「無理ですよ、グリーンさん。あ、みなさん服あってますか?」



ベルリッツ家主催のパーティーにお呼ばれした図鑑所有者たち。
正装でしか入れない場所であるが生憎そんなの持っていたのはグリーンとゴールドだけだった。
正装を持っていない面々とついでに持っている二人にも服を作ったのがルビーだ。
レッドは黒いスーツに白いシャツで赤いネクタイを緩く巻いている。
グリーンは黒いスーツに黒いシャツで緑のネクタイををきっちり巻いている。
ゴールドは黒いスーツに白いシャツで下はジーンズでネクタイは巻いていないが襟にカンバッチをつけている。
シルバーは白いスーツに黒いシャツで銀色のネクタイをきっちり巻いている。
ルビーは黒いスーツに黒いシャツで下はジーンズで紅色のネクタイを緩く巻いている。
エメラルドは緑色のスーツに蝶ネクタイでもちろん黒い半ズボンである。



「ぴったりだよ。ルビーありがとな。」
「レッドさんとゴールドさんは特別に動きやすいものにしておきました。」
「にしてもエメラルドは似合ってんな。半ズボン。」
「似合ってないよ!くそバカにしやがって…」
「バカにはしてないよ、それが一番君に似合ってるからそうしたまでだ。」
「そういえば姉さんは?」
「シンオウ組もいないな。」
「女性陣は別の場所で着替えてからこっちに来るそうです。」
「シンオウ組はもう中にいるらしいっスよ。」
「お待たせ、男共!」



ブルーの声がした方を向くと、ルビー以外の男性陣は固まった。
ブルーは胸元が開いた青いエレガントなドレスで太ももが見えるくらいスリットが入っている。
イエローは黄色の柔らかい雰囲気の膝丈のドレスで所々にフリルがついている。
クリスは水色のドレスで白いショールを巻いていてとても上品な感じになっている。
サファイアは藍色のゴスロリっぽい膝丈のドレスである。
男性陣は固まったまま動かない。


「みなさんとってもbeatiful…と言いたいところですが、ブルーさん以外化粧してませんね。」
「ルビー、素敵なドレスありがとう。そうなのよ。なんかみんな恥ずかしがっちゃって。」
「じゃあメイクしてくるので待っててください。」



ルビーはRURUのテレポートで女性陣をどこかに連れていってしまった。
残された男性陣は呆然としている。
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