I have longed for you for a long time
□恋愛対象外
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始めて見たとき、こんな子供が俺らを守れるのかと思った。
しかし新しい隊長は崩壊しかけていた十番隊をまとめあげ、すぐに体制を立て直した。
その背中が大きく見えて、俺はこの人についていこうと思ったんだ。
その感情が敬意だと信じていた。
旅禍騒動が終わり、隊長が退院したある日のことだ。
俺達が隊舎で書類整理をしていたところにドアがノックされる音が響く。
乱菊がひょこひょことドアを開け連れて来たのはオレンジ髪の旅禍だった。
「隊長、これが例の旅禍の黒崎一護です!一護この方が私たちの隊長、日番谷冬獅郎よ。最年少で隊長に就任した才色兼備な女隊長よ!それに……」
「もういい松本。何で旅禍がここに来るんだ。」
「いや、あんたがルキアの救出手伝ってくれたって聞いて礼をいいに来たんだ。ありがとな。」
「別に朽木ルキアを助けようと思った訳じゃない。」
隊長がそっけなくいうと旅禍――黒崎は頭を掻いた。
「冬獅郎は頭かてえな。ありがとうって言われたら素直に受け入れりゃいいんだよ。」
「おい、いつ名前で呼んでいいと言った。日番谷隊長だ!」
「いいじゃねえか、俺護廷の死神じゃねえし。それにしても冬獅郎ってかっこいい名前してるよな。」
「お前こそ苺なんてかわいい名前じゃねえか。」
黒崎はむっとすると隊長の顔に自分の顔をぐいっと近づけた。
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