I have longed for you for a long time

□あなただけを愛してるC
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「一真!黒崎!」

「来るな!」






手でガードすると、目の前が真っ赤になった。

軽く痛い手を我慢しずかずかと子供に近づく。

拳で軽く殴ると子供は床に倒れた。






「今俺が避けたらどうなってた?」

「……」

「当たってただろ?お前を思って来てくれたやつを怪我させちゃダメだ。わかったか?」






子供はこくんと頷くとゆっくりと立ち上がる。

後ろから冬獅郎と乱菊さんが駆け寄ってきた。






「黒崎、腕貸せ。」

「ん?ああなめときゃ直るって。」

「いいから!」






冬獅郎は腕に手をかざし火傷を数秒で治した。

そして頭を下げて謝ってきた。






「本当にすまない。」

「気にすんなって!それより聞きたいことがあるんだ。」

「……何だ?」

「勘違いだったらすまない。その子の父親って俺じゃないのか?」
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