短編

□プレゼント
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「真樹!愛してるぞぉ!!」


任務から帰ってきたテンションの高いスクアーロが私の部屋に来ていきなり言った。


「は?」


酔ってるのかな、何を言い出すんだか?


「これやる」
「ありがと」


リボンのかかった可愛らしい袋。
土産?
なんでくれたのか最初わからなかったけど中身を確かめて合点がいった。
中身はクッキー、袋同様可愛らしい形をしている。


「買ってきてくれたの?」
「お゛う」


スクアーロは律儀だな、お世話になってますチョコだったのにちゃんとホワイトデーにお返ししてくれるなんて。


「美味しそう〜後でゆっくり食べよ」


一度開けた箱を閉じテーブルに置く。


「真樹、さっさと寄越せぇ」


寄越す?寄越すって何?
もう一度お礼言えって!?


「ありがと」
「礼は聞いた」


じゃなんだ?


「ええっと、・・・」


なぜそんな期待するような目で見てくるの?私、何か約束してたかな?
今日は3月14日のホワイトデーだよ、それ以外になんかあったっけ!?


「早く寄越せ!」


だから何を?


「てめぇ忘れやがったのか」


マズイ!
スクアーロが怒り出す程重要な約束だったのかも。


「忘れてないよ!まだ準備済んでなくて、もうちょっとかかる・・かも。私も忙しかったからさぁ」


ごめん暇だけど全くわからない。


「んなこったろうと思ったぜぇ、ほら貰ってきてやった」


今度は茶封筒を手渡された。
中身は・・・。


「さっさと書け」


何これ?
なんでスクアーロはこんなものを貰ってきたんだろ。
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