Non lasciare il mio lato (俺の傍から離れるな)
□7 鮫
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週末、またあの女と会う。
今夜で終わりだ。
情報も全部吐かせられる。
女と会い、抱きしめてキスをする。
キレイだと嘘を吐き、愛しいと可愛がる。
胸糞悪ぃ!
用意したホテルに入り、シャワーを浴びる女を待っている間、マーモンの準備も完璧だ。
これが茉姫だったら何も問題ねぇのになぁ、全身で愛してやれる。
出てきた女は俺の上に跨って、俺のものを口に咥え既に発情していた。
茉姫相手じゃねえと、勃つもんも勃たねぇなぁ。
そろそろ幻術頼むぜぇマーモン。
カチッと鍵の開く音がした。
夢中になっている女は気付いてないが、俺には聞こえた。
ガチャ
ドアが開いて、敵かと身構えようとしたが・・・。
「な゛っ!!?」
「何よ、この女」
「確かめたかったんです、・・・嘘を」
入ってきたのはナイフを手にし、悲しみと怒りと表現しにくい顔をした茉姫が俺を見ていた。
な゛っ!?なんでここに?
お前っ、俺は!!
茉姫は取り出した自分の携帯電話を真っ二つに割った。
「出ていきなさいよ!!」
「うる、さい」
女が喚いて茉姫に怒鳴るが、茉姫は握り締めていたナイフを俺の顔ギリギリのところへ投げてきた。
お前っ、当てる気だったろぉ!?
女は無傷だが失神して俺の上に倒れこむ。
それを退かして、とりあえずシーツを腰に回した。
「なんでここにいやがる」
「さようならスクアーロさん」
「ちょっ、待てこれはっ」
違う!
これは任務で、俺は。
「嘘吐き・・・、・・・・2度と私に近寄らないで!!」
違ぇぇぇ!何勝手に完結してやがんだ!!
走り去っていく茉姫を追いかけたくても、裸のままじゃ無理だ。
それに・・・。
「よくわからないけど、任務失敗する気かいスクアーロ?」
「・・・・・」
「君に彼女がいるのは知らなかったけど、・・・どうするんだい?」
「・・・情報を吐かせるぞぉ」
任務を失敗するわけにはいかねぇ。
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