Non lasciare il mio lato (俺の傍から離れるな)

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毎日仕事をして、何事もなかったように過ごして、週末は再び西地区にやってきた。

金曜の夜からスクアーロさんを見かけた街をウロウロしてみる。
雨の降る土曜の夜も街を彷徨うように歩いた。
そしてまた同じ場面を見ることになる。


この前と同じ女。
この前と違うホテル。


私は1人で歩いていたおじさんを掴まえてスクアーロさんに気付かれないようホテル内へと続いて入った。
念入りに変装しているからバレない自信がある。

おじさんにくっついて、甘えるようにしながらスクアーロさんが選ぶ部屋番号を確かめた。
触れるのは嫌だけどこの際そんなことは問題じゃない。

デレデレしているおじさんは私のお尻を撫でながら部屋を選択しようとしているから、丁度開いていた隣の部屋を指差す。


後からついていき、2人が部屋に入るのを確認してからおじさんと隣の部屋へ入った。
とりあえず入って早々、この鬱陶しいおじさんは黙らせておく。

拳を力強く握り締め、30分が過ぎようという頃、意を決して部屋を出た。





この行き場のない怒りをどうしてくれよう。

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