Non lasciare il mio lato (俺の傍から離れるな)
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驚いたことに翌日スクアーロさんからメールが届いた。
教えてないのにメアドを知っているようだ。
きっと私が寝ている間に調べたんだろう、用心しないとダメだな。
メールは私の体を心配している内容だった。
そして最後に会いたいと。
なんて率直で照れる内容だろう。
相手がスクアーロさんじゃなかったら寒気がして即効消去していると思う。
ということはスクアーロさんだから消さないのかな私!?
最初はこまめに届いていたメールも1ヶ月も経つと途切れた。
やっぱりこんなもんだったんだね。
その場限りの関係。
わかってたのに・・・。
わかっているのに涙が落ちるのはなんでだろう、寂しいと思ってしまう。
もう1度触れ合いたいと思ってしまう。
そんな時、仕方なく上司との付き合いで料亭に行くことになった。
食事は美味しいし、この際しっかり食べて帰ろう。
接待は好きじゃないけどこんな高級料亭に自腹で来ることはない。
「ぅ〜ん」
「飲み過ぎだぜお前」
「すみませ〜ん前田さん、つい美味しかったの、でぇ」
2次会も終わり、私はすっかり出来上がっていた。
普段、羽目を外さないよう気をつけているのに今夜はだいぶ酔ってしまったようだ。
「タクシー呼んでもらえませんかぁ?帰りま〜す」
「1人で歩けてないって」
「大丈夫れすよぉ、鮫縞帰れます」
「ちょっ、俺帰る方向一緒なんで連れて帰ります。途中で寝たら凍死しますから」
「頼んだぞ」
皆も酔っている、私ほどじゃないけど。
私は前田さんに抱えられるようにして店を出た、とこまでは覚えている。
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