Non lasciare il mio lato (俺の傍から離れるな)
□5 鮫
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出かけると決めた以上、早速出かける。
車をレンタルして深夜出発した。
山奥にあるボンゴレが利用する旅館。
セキュリティがあって情報も漏れない、俺達にとっては便利なとこだぁ。
横に座っている茉姫は寝ていたが目が覚め、雪景色を見た途端ガキみてぇに喜び出した。
そんなに雪が珍しいか?
「スクアーロさん、スキーしましょう!私滑ったことないんですよ」
こいつとスキーか、悪くねぇが・・・、
「剣の相手ができたら明日スキーに連れてってやる」
「剣の相手?・・・あの、質問なんですけど、剣の腕前を見せてくれるだけなんじゃ・・・」
「お前がどれくらいのもんか手合わせしねぇとわかんねぇだろ」
1度見ただけだが、こいつの腕は相当のもんだ。
剣士としての血が騒ぐぜぇ。
「・・・・・」
「また余計なこと考えやがんなぁ」
「いえ、全然」
こいつは考え事する時、いつも同じ顔をする。
わかりやすい奴だよなぁ。
「叩きのめしたりしねぇよ」
「当たり前です、私か弱いんですから」
「ただし、本気でやらねぇと終わらないぜぇ」
すっげぇ楽しみだ。
俺は強ぇやつと戦いてぇ!
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