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□初恋勇者 《第2章》
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第2章― つるぎをてにいれた ―
そして日々怖い表情になる主任鬼川にビビりつつも返信を待つ事2週間後の放課後、
橘からのメールが学校のPCへ届いていたのを見つけ、俺は思わずその場で拳をギュッと握り締めるとハッキングを成功させたハッカーの如く
「イエスッ! 」
と呟いてしまった。
だが開封して『ダメ』というお断りだったらどうしようかと急に恐ろしくなり、そーっとメールのアイコンをクリックしようとしていたら鬼川が肩をボンッと叩く。
そしてその勢いでついマウスを左クリック、メールが開封……。