ケイアキ小説

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何でいつもこうなるのか考えれば俺が素直に返事をしないから…だ。
(似合ってるよ。とかかっこいい。とか面と向かって言うのが恥ずかしいだろ。
でも自分の為に着てくれてるのにそんな気を落としながら脱がれると気が引けるし)
ケイスケはジャケットを脱ぎ、ネクタイを緩めたところで手を止め明良を抱きしめた。
「ねぇ、明良」
耳元で囁かれ明良の体は跳ね上がり、その反応を楽しむかのようにけいすけは明良の耳朶を甘噛みする。
「ひゃぁっ!!」
「へぇ、明良ってそんな声もだせるんだぁ」
全てを見透かされそうな低い声で話すから余計に脳まで届き羞恥が増す。
「う、うるさい!!」
「そんな顔真っ赤にして言われても何の説得力もないよ、ねぇ明良」
「〜っ///」
(明良まじ可愛すぎ…)
俯いて羞恥に耐えている明良に欲情するけいすけの理性が外れかけていた。
このままここで押し倒してしまうと明良に怒られしばらく口を聞いてもらえないのも目に見えている。
拷問の日々をとるか、快楽を得られる今をとるか。
悶々と頭を悩ましているとだんだん自分の物に異変が起こり始めていた。
「…けいすけ…お前こんなとこで盛んなよ!!」
「明良、そんな大声上げたら誰かに聞かれるぞ」
「はっ!!」
明良が大口開けてる隙にけいすけは明良の後頭部を手のひらで引き寄せ
口を塞いだ。
「ん!?」
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