*死神story*
□素直じゃない俺
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俺はアイツが気に食わねぇー。いつも人を見下したように人を見て、何を考えているのかが分からない。そして俺とアイツの立場はアイツが上だ。それがますますムカつく。周りから見たらただの自分勝手だろうがな。
「オイ、そろそろ時間だ。行くぞ」
「……勝手に行けよ。」
何かの集まりだろう。ウルキオラが俺を呼びに来た。だが、今は行きたくない、と言うより何故かウルキオラに従いたくない自分が居た。そんな気持ちと矛盾し、ウルキオラと話しているだけで嬉しいと思ってしまう。
「そうはいかない。藍染様からお前を連れてくるように言われている」
「うるせー、俺はお前に指図されたくねぇーだよ!」
思わず壁を思いっ切り叩く。ウルキオラは一瞬目を見開いていたが、いつもの表情で俺を見て言った。
「……グリムジョー、何でそんなに俺に突っかかる?」
「別に突っかって何かねぇよ」
「フッ、まるでガキだな話にならん。」
バカにしたよう鼻で笑うと、クルッと向きを変え部屋を出ていこうとする。
「…っ!ウルキオラ!」
カチンときた俺はウルキオラの腕を掴んだ。
ピタッと止まりウルキオラは俺の方を向くと、
「大人しくすれば褒美を
くれてやる、そうだな…俺とかな」
嬉しいだろう?と言うと、クルッと向きを変えそのまま部屋を出ていった。
「なっ!てめぇ!」
呼び止めて一発殴ってやろうかと思ったが、そんな事出来る訳がない。あいつに俺は勝てる気がしない。(色々な意味で)
きっと俺の顔は真っ赤だ。やられた!ウルキオラは俺をからかってやがる!
「おや、グリムジョーが素直に来てくれる何て、珍しいね。」
「……。」
今日の藍染はやけに俺を微笑ましい目で見てきた。きっとウルキオラから俺とのやり取りを聞いたに違いない。最悪だ!
集会の後は、もちろん俺はウルキオラを呼び出した。
「好きにしていいんだよなァ…ウルキオラ?」
オマケ?
「あの子達お互いにいい加減素直になればいいのに」
「ホンマや、見てるこっちがあれやわァ」
「って事でギン私と…」
「嫌や!…てか何でやねん!」
(何だこれー。もっと上手く文が書きたい…!orz)
080504