イタイ御噺。

□写す
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「お疲れ様でした!!」
「有我等御座いました〜。」
俺は、個人取材&撮影が終わって、楽屋へ戻ろうとした。
今日の順番は圭・万ちゃん・あっくん・俺だった。
最後の俺は、全部終わったから今日は解散と言う事を、皆に言わなければならない。
そして、楽屋のドアに手を掛けようとした時
「あっん!万ちゃんっ!!ダッ、ダメダよ!!皆来ちゃうッ…アッン!!」
一瞬、時が止まった。
「怜。」
とあっ君が後ろから声を掛けて来た。
向こう行こう。とジェスチャーで表して、俺を其の場から連れ出してくれた。
あのままだったら、ドウナッテタンダロウ。
「大丈夫か?」
と俺の顔をうかがうあっ君に心配かけないようにと笑おうとしたら、何か感じる。
…ああ、俺泣いてるんだ。
今まで、嬉しかった筈なのに、あんな万ちゃんと圭との行為、慣れてる筈なのに、、
何かが切れた様な感じがして、涙が頬をつたう。
次から次へと、止め処なく…。

其の後、「大丈夫だから。」と言って、俺は一先ず先に帰った。
帰って直ぐ、眠気が襲ってきた。
最近、抱かれてばっかだったから寝てなかった。
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