ショートストーリー
□ホノカな恋
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「うぅ…もうここまでなの…」
力尽きようとしたとき…
一筋の閃光が敵を一気にけちらした
「…大丈夫かっ」
「え…」
声の主のほうに目をやる
…アイツは…?
「しっかりしろ!キズは浅いから」
そう言いながら手荒くあたしを抱きあげた
「な…なにすんのよ!いきなり!てか あんただれ」
「…助けてもらった第一言がそれかよ…俺はフォルセナの兵士デュラン!あんたは?ってか一人でなにドラゴンズホールにいるわけ」
呆れ顔であたしをみるデュランという兵士…
背格好がみるからにガサツ…ばさばさのライオンhair…
あたしより年がひくそう…
「うるさいわね!ボーヤはすっこんでなさいよっ」
「…ぼ…ボーヤって!ボーヤって言うな!俺は17だぜ!!」
……ボーヤじゃないの…
「さっきはありがと!でも助けてなんて言ってないから!これはアルテナの問題だからフォルセナの人間には関係ないことよ」
デュランという少年はあたしをじっとみる
そんな彼を放って先をいそごうとした