青の言葉(20)

□輪廻の中で
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きみが大樹として生まれると言うのなら、

僕はきみを支える根っこになるよ。

きみが自由に空を舞う鳥として生まれるのな、

僕はきみが羽を休めれるように樹林として生まれるよ。

きみが海として生まれるのなら、それを染める太陽として、

きみが花に生まれると言うのなら、僕はきみを遊ばす風として。

今回たまたまきみが人間に生まれると言ったから、

僕も少しだけ早く人間として生まれただけ。

ただきみを支えたいから。

手を引っ張って生きていきたいから。

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