青の言葉(20)
□涙色の空
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ビルもオレンジ色に染まる頃
やっぱり川面も同じように染まってて
なのに空を見上げたら滲んでて
死ねば?って思った。
連絡を取る度に小さくなっていく自分や開く距離も
お決まりのような鬱陶しい他人のセリフも
ここにいる意味や止まらない時間も
煩わしくて反吐が出た。
泣かせてくれよ?泣かせてくれよ?
そんで自分の小ささと価値を知り切ったら
そのまま殺しておくれ。
全ての縁の結び目を解いて
誰も知らない場所で息を潜めて
それで、それで、
どうしたいのかな?僕は。