青の言葉(19)

□悲笑(ひしょう)
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ほら、きみがまたそんな顔するからさ、僕の心は痛くなる。

まるでさ、太陽が沈みきる直前みたいだよ?


夜の時間はすっごい意地悪で、僕の時間だけ遅くなる。

僕の知らないきみはそんな時間に乗っかって、何してるんだろう。

笑ってる?

そうだね、笑っててほしいな。


ほら、きみがまたそんな顔するからさ、僕の心は苦しくなる。

まるでさ、月が消えてなくなる朝焼けみたい。

太陽と月の真ん中にずっと二人でいれたらいいのにね。

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