青の言葉(22)

□河川敷
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どこの河川敷を見ても

思い出す河川敷は

いつもあの場所だった。

晩夏の風が舞うあの時

澄み切った空に向かって

優しく手を広げたきみが

僕には天使に見えた

笑顔と涙、

大人と子供、

強さと弱さ…

相反するきみの感情全てが

きみをより輝かせた

僕はあの河川敷で気付いた

出会った瞬間に

愛してしまった相手は

世界にただ一人、

地上に舞い降りた天使だったんだ

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